名科辞典―これは何?情報は?にこたえるコンテンツ

トップ 未然形とは

未然形とは―未然形と連用形の見分け方、ば、なむなど。

未然形とは何か、読み方と意味、未然形と連用形の見分け方、ば、なむなどの情報をまとめました。

1. 未然形とは

はじめに、未然形とはどのようなことばか見ていきます。

日本語の活用形の一つ

日本語の用言における活用形の一つです。 日本語の動詞や形容詞などは語形変化を起こしますが、 活用形のうち四段動詞の語末がア段で構成されているものを基準に作られたものです。

命名の経緯と未然形の形

その事態が未だ起きないことを示す形という意で未然形と命名されました。 一般に、口語では、助動詞「ない」「れる・られる」「せる・させる」などを伴うときの形と、助動詞「う・よう」を伴うときの形とを合わせていいます。 文語では、助詞の「ば」、助動詞「ず」「む」「る・らる」「す・さす」「しむ」などを伴うときの形をいいます。

未然の読み方

未然の読み方「みぜん」です。

未然の意味

  1. まだそうならないこと。
  2. まだそのことが起こらないこと。

2. 未然形と連用形の見分け方

次は未然形と連用形の見分け方について見ていきます。

もう一度未然形とは

動詞が述語として「読まない」「読ませる」という形をとるときに、これを「読ま - ない」「読ま - せる」と分けられます。 そのとき「読ま」を「読む」の活用形となります。この活用形を「未然形」といいます。

連用形とは

「読みます」「読んだ」のように「ます」「だ」に続く動詞の形を「連用形」といいます。 特に過去や完了など「時間」の助動詞が接続する点に特徴があります。

使い分け方-助詞・助動詞で判断

下接している助詞・助動詞で判断します。

未然形)ない、せるなど

連用形)ます、だなど

3. ば、なむ

次によく話に出てくるば、なむについて見ていきます。

「ば」の話1

未然形の「未然」という名称は、古語の「読めば」の「読め」が「已然」というように、すでに自体が実現していることを表す形として「已然形」となずけられていることと対応しています。

「ば」の話2

古語の「読む」の未然形「読ま」に接続助詞「ば」のついた「読まば」は仮定条件になります。 対称的に已然形「読め」に接続助詞「ば」のついた「読めば」は確定条件となります。

未然形の「なむ」

完了の助動詞「ぬ」の未然形+推量の助動詞の形。

未然形の「なむ」の例

  • その事態の実現を強く推量する・・・明日香川行きみる岳の秋はぎは今日降る雨に散りか過ぎなむ
  • その事態の実現への強い意志を表す・・・暁にはとく下りなむ
  • その事態の実現を強く望む意を表す・・・同じ煙にものぼりなむ
  • 当然適当の意を表す・・・よし、後にも、人は参りなむ
  • 可能性に対する推量を表す・・・国王の仰せごとを、まさに世に住み給はむ人の、うけたまはり給はでありなむや
  • 勧誘・婉曲な命令を表す・・・忍びては参り給ひなむや
  • その事態が実現したらと仮定する意を表す・・・さばかりにありなむ

4. まとめ

未然形とは何か、読み方と意味、未然形と連用形の見分け方、ば、なむなどの情報をまとめました。

更新履歴

このページの更新履歴です。

  • 2018.03.17 ページをUPしました。

戻る