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未然形とは
未然形とは何か、読み方と意味、未然形と連用形の見分け方、ば、なむなどの情報をまとめました。
はじめに、未然形とはどのようなことばか見ていきます。
日本語の用言における活用形の一つです。 日本語の動詞や形容詞などは語形変化を起こしますが、 活用形のうち四段動詞の語末がア段で構成されているものを基準に作られたものです。
その事態が未だ起きないことを示す形という意で未然形と命名されました。 一般に、口語では、助動詞「ない」「れる・られる」「せる・させる」などを伴うときの形と、助動詞「う・よう」を伴うときの形とを合わせていいます。 文語では、助詞の「ば」、助動詞「ず」「む」「る・らる」「す・さす」「しむ」などを伴うときの形をいいます。
未然の読み方「みぜん」です。
次は未然形と連用形の見分け方について見ていきます。
動詞が述語として「読まない」「読ませる」という形をとるときに、これを「読ま - ない」「読ま - せる」と分けられます。 そのとき「読ま」を「読む」の活用形となります。この活用形を「未然形」といいます。
「読みます」「読んだ」のように「ます」「だ」に続く動詞の形を「連用形」といいます。 特に過去や完了など「時間」の助動詞が接続する点に特徴があります。
下接している助詞・助動詞で判断します。
未然形)ない、せるなど
連用形)ます、だなど
次によく話に出てくるば、なむについて見ていきます。
未然形の「未然」という名称は、古語の「読めば」の「読め」が「已然」というように、すでに自体が実現していることを表す形として「已然形」となずけられていることと対応しています。
古語の「読む」の未然形「読ま」に接続助詞「ば」のついた「読まば」は仮定条件になります。 対称的に已然形「読め」に接続助詞「ば」のついた「読めば」は確定条件となります。
完了の助動詞「ぬ」の未然形+推量の助動詞の形。
未然形とは何か、読み方と意味、未然形と連用形の見分け方、ば、なむなどの情報をまとめました。
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