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バイナリエディタとは―バイナリファイルとStirlingの使い方を解説。

バイナリエディタとはバイナリファイル編集ソフトです。バイナリファイルについての説明、無料のバイナリエディタのStirlingの使い方の例など、バイナリエディタについてまとめています。

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目次

この記事の目次です。

1. バイナリエディタとは
2. 無料で使えるバイナリエディタ>
3. 無料のバイナリエディタのStirlingの使い方>
4. バイナリエディタを使うための基数と基数変換の知識の補足>
5. まとめ

更新履歴

1. バイナリエディタとは

バイナリエディタとは、バイナリファイルを閲覧・編集するためのソフトのことをいいます。

バイナリとは

バイナリとは、英語でbinaryと書き2進数を表します。2進数は「0」と「1」で表現されているデータ形式のことをいいます。 テキスト(文字)以外のデータ形式全般を総称してバイナリと呼ぶ場合もあります。

バイナリファイルとは

バイナリファイルとは、バイナリ形式のデータを保存したファイルのことです。

なお、文字の形式で保存したファイルをテキストファイルといいます。

バイナリエディタの機能

バイナリエディタの機能には、バイナリデータを参照したり編集したりする機能があります。 一般的なバイナリエディタには「基数変換」の機能もあります。 2進数⇔10進数、16進数⇔10進数のような変換を手軽に行うことができる機能です。

なお、基数および基数変換については一番下で補足しています。

2. 無料で使えるバイナリエディタ

ここでは、無料で使えるバイナリエディタについていくつかまとめていきます。

Windows版のバイナリエディタ

Windowsの場合、Stirling、BZが定番です。Stirlingについては後で使い方をまとめています。

Linux、UNIX版のバイナリエディタ

UbuntuやFedoraなどのLinuxやFreeBSDなどのUNIX系の場合は、Blessやghex2が有名です。

3. 無料のバイナリエディタのStirlingの使い方

バイナリエディタの使い方をまとめていきます。ここでは、無料のバイナリエディタのStirlingの使い方を見ていきます。

Stirlingの使い方1(ダウンロードとインストール、起動方法)

Stirlingの使い方のはじめとして、ダウンロードとインストール、起動方法について見ていきます。

Stirlingのダウンロードは、Vectorできます。 Stirlingのインストールは、ダウンロードしてきたアーカイブを解凍して、好きな位置に配置すれば使用できます。 Stirlingの起動は、Stirling.exeを実行すれば起動できます。

Stirlingのイメージ(起動)

Stirlingの使い方2(新規作成、編集、保存方法)

次に新規作成、編集、保存方法について見ていきます。

新規作成

ファイル(F)→新規作成(N)の操作でファイルを新規作成できます。

Stirlingのイメージ(ファイルの新規作成)

ファイルの編集

ADDRESS、16進コード、テキストの表示があり、16進コードのところに例えば、「6A 6B 6C 6D」と入力すると「jklm」というテキストが表示されます。

Stirlingのイメージ(ファイルの編集)

ファイルの保存

ファイル(F)→名前を付けて保存(A)あるいはファイル(F)→上書き保存(A)の操作でファイルを保存できます。ここでは「jklm.txt」と保存してみました。 作成したテキストファイルを開くと以下のように普通のテキストファイルが作成されます。

Stirlingのイメージ(作成したテキストファイル)

Stirlingの使い方3(ビットマップイメージの表示)

ビットマップイメージは、設定(O)→ビットマップイメージ(I)で表示できます。 ビットマップイメージを開くと以下のように表示されます。jklm.txtはテキストを入力しているので赤く見えます。

Stirlingのイメージ(テキストファイルをビットマップイメージで表示)

4. バイナリエディタを使うための基数と基数変換の知識の補足

バイナリエディタを使うために必要な知識である基数と基数変換のやり方について補足していいきます。

基数とは

基数とは、ちょうど桁上がりが起こる数で、10進数の場合は10となり、2進数の場合は2となります。

基数変換とは

2進数で表現されている数値を、8進数や16進数などに変換する作業のことを基数変換といいます。

基数変換のやり方と基数変換表

たとえば、10進数を8進数に変換する場合は、一度2進数に変換した後に8進数に変換するというように 基数変換には、いくつかのやり方がありますが、まずは2進数に変換した後、目的のn進数に変換するやり方が考えやすいです。

以下は16進数、2進数、10進数をマッピングした基数変換表です。

表 基数変換表
16進2進10進
000000
100011
200102
300113
401004
501015
601106
701117
810008
910019
A101010
B101111
C110012
D110113
E111014
F111115

5. まとめ

バイナリエディタとはバイナリファイル編集ソフトです。 バイナリファイルについての説明、無料のバイナリエディタのStirlingの使い方の例など、今回はバイナリエディタについてみてきました。 今回見てきたポイントを以下にまとめました。

  1. バイナリエディタとはバイナリファイル編集ソフト
  2. Stirlingなど無料のバイナリエディタが利用できる
  3. バイナリエディタを使うには基数変換の知識が必要

更新履歴

このページの更新履歴です。

  • 2022/8/21 バイナリとはについて追記しました。
  • 2017/1/24 バイナリエディタを使うための基数と基数変換の知識の補足しました。
  • 2016/11/21 記事をUPしました。

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